Linux でファイルの末尾にテキストを追加する方法
Linux で構成ファイルを操作する際、構成パラメーターなどのテキストを既存のファイルに追加する必要がある場合があります。追加とは、単にファイルの末尾または末尾にテキストを追加することを意味します。
この短い記事では、Linux でファイルの末尾にテキストを追加するさまざまな方法を学びます。
>> 演算子を使用してテキストを追加
>>
演算子は出力をファイルにリダイレクトします。ファイルが存在しない場合は作成されますが、存在する場合は出力がファイルの末尾に追加されます。
たとえば、echo コマンドを使用すると、次のようにファイルの末尾にテキストを追加できます。
echo "/mnt/pg_master/wal_archives 10.20.20.5(rw,sync,no_root_squash)" >> /etc/exports
あるいは、printf コマンドを使用することもできます (次の行を追加するには、\n
文字を使用することを忘れないでください)。
printf "/mnt/pg_master/wal_archives 10.20.20.5(rw,sync,no_root_squash)\n" >> /etc/exports
cat コマンドを使用して、1 つまたは複数のファイルのテキストを連結し、別のファイルに追加することもできます。
次の例では、/etc/exports 構成ファイルに追加される追加のファイル システム共有が、shares.txt というテキスト ファイルに追加されます。
cat /etc/exports
cat shares.txt
cat shares.txt >> /etc/exports
cat /etc/exports
さらに、次のヒアドキュメントを使用して、図のようにファイルの末尾に構成テキストを追加することもできます。
cat /etc/exports
cat >>/etc/exports<s<EOF
> /backups 10.20.20.0/24(rw,sync)
> /mnt/nfs_all 10.20.20.5(rw,sync)
> EOF
cat /etc/exports
注意: >
リダイレクト演算子を >>
と間違えないでください。既存のファイルで >
を使用すると、そのファイルの内容が削除され、上書きされます。これにより、データが失われる可能性があります。
tee コマンドを使用してテキストを追加する
tee コマンドは、標準入力からテキストをコピーし、それを標準出力およびファイルに貼り付けるか書き込みます。 -a
フラグを使用すると、次のようにファイルの末尾にテキストを追加できます。
echo "/mnt/pg_master/wal_archives 10.20.20.5(rw,sync,no_root_squash)" | tee -a /etc/exports
OR
cat shares.txt | tee -a /etc/exports
tee コマンドでヒアドキュメントを使用することもできます。
cat <<EOF | tee -a /etc/exports
>/backups 10.20.20.0/24(rw,sync)
>/mnt/nfs_all 10.20.20.5(rw,sync)
EOF
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