ctop - Docker コンテナを監視するための Top のようなインターフェイス
ctop は、コンテナのメトリクスをリアルタイムで監視するための、無料のオープンソースでシンプルなクロスプラットフォームのトップライクなコマンドライン ツールです。これにより、複数のコンテナの CPU、メモリ、ネットワーク、I/O に関するメトリクスの概要を取得でき、特定のコンテナの検査もサポートされます。
この記事の執筆時点では、Docker (デフォルトのコンテナ コネクタ) とrunC のサポートが組み込まれています。他のコンテナおよびクラスター プラットフォーム用のコネクタは、将来のリリースで追加される予定です。
Linux システムに ctop をインストールする方法
ctop の最新リリースのインストールは、次のコマンドを実行して Linux ディストリビューションのバイナリをダウンロードし、/usr/local/bin/ctop にインストールして、それを実行するには実行可能ファイルを使用します。
sudo wget https://github.com/bcicen/ctop/releases/download/v0.7.1/ctop-0.7.1-linux-amd64 -O /usr/local/bin/ctop
sudo chmod +x /usr/local/bin/ctop
あるいは、次のコマンドを使用して Docker 経由でctop をインストールします。
docker run --rm -ti --name=ctop -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock quay.io/vektorlab/ctop:latest
ctop をインストールしたら、それを実行して、アクティブかどうかに関係なく、すべてのコンテナを一覧表示できます。
ctop
上と下矢印キーを使用してコンテナを強調表示し、Enterをクリックして選択します。次のスクリーンショットに示すようなメニューが表示されます。 「単一ビュー」 を選択し、クリックして、選択したコンテナを検査します。
次のスクリーンショットは、特定のコンテナーの単一ビュー モードを示しています。
アクティブなコンテナのみを表示するには、-a
フラグを使用します。
ctop -a
CPU をシステム合計の %
として表示するには、-scale-cpu
オプションを使用します。
ctop -scale-cpu
たとえば、-f
フラグを使用してコンテナをフィルタリングすることもできます。
ctop -f app
さらに、 -s
フラグを使用して最初のコンテナ ソート フィールドを選択すると、次のように ctop ヘルプ メッセージを表示できます。
ctop -h
他のコンテナおよびクラスタ システム用のコネクタはまだ ctop に追加されていないことに注意してください。詳細については、Ctop Github リポジトリからご覧ください。
ctop は、コンテナのメトリクスをリアルタイムで視覚化および監視するための、シンプルな Top のようなツールです。この記事では、Linux に ctop をインストールして使用する方法を説明しました。以下のコメント フォームからご意見を共有したり、質問したりできます。